自然農&無農薬・無化学肥料栽培をし始めてはや10年、。気が付けば30代も後半に、。
日々のうんちゃらかんちゃらをとぼとぼと記録していく日記です
有機農業・車いじり・ネコ・考え事、、。
なんだかカオスだけど、それが僕。
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農民新聞社さん発行『農民新聞』にて連載中!!
2018年02月25日号掲載!
※前回の記事はこちら
――――――――――――――――――――――
ひょんなきっかけから、ぐいぐい自然農法や自然農の魅力に引き込まれ、高校3年生の頃には庭にテントを張って自給自足を試みようとしていた頃、当時(2001年頃)は『無登録農薬問題』等で「食の安心・安全」という言葉が世間で使われ始めた時期でした。『肥料取締法』の改定に向けて大きな動きがあったり、『有機JAS法』が施行されたりして、農業高校教員に対しての説明会が学校で行われていました。飛び込みで先生達に混ざって参加し、質疑の時間では先生そっちのけで中心となって質問をしていた記憶があります。
「有機農業が公にも認められ始めた。実践をしている人もいる!僕ももっと直接的に、環境保全に資する農業に取り組みたい!自然界の理の中に身を置いて生きていきたい」
やっとバイオテクノロジーの本格的な研究をする段階になったころには、僕の気持ちは完全に里山と自然農的な農業に向かっていました。外にも出たいはずです。
窓の外、圃場で研究をしている他コース専攻の友人の様子も見えます。自然農の本を読ませてくれた友人は『自家製ぼかし堆肥の研究』等をやっていました。超楽しそう。同じ微生物を扱うことではあれば、、あっちの方が面白そうだ。うぅん、外に出たい。
そんなエネルギーが強まりつつあった頃合い。
手元を見れば、試験管と寒天培地と植物片。入学当時よりは格段に詳しくなったバイオテクノロジー。付随して知ったバイオテクノロジー界の現状が、ありました。
遺伝子組み換え等をしても、現状使われているのは除草剤耐性など、企業の利益に関わる部分ばかりでした。なおかつ付随する環境破壊や、倫理上の問題、未知の危険性への危惧等、今でもそうですが、当時はバイオテクノロジーに対する反発的問題が山積していました。私自身、「それなら取り組みたくないな」と、思う所があったので、「研究者を目指すにしてもバイテクはよしておこう。有機農業や環境保全に関わっていける研究はないものだろうか」「研究者への道がないのであれば修行に行くのはどうか?一般的な社会生活からは外れることになりそうだが、実践者はいるのだ。訪ねていくのもありなのでは」等と、思案するようになりました。
つづく
―――― 以上本文 ―――――
――以下は、著者の独り言です――
伸るか、反るか。今考えても結構な転換期だと思います。
現在は有機農家として、主要農作物種子法の廃止と、種苗法にその一部を位置づけるという事務次官通達についての勉強会を企画していますが、「国民の食糧主権・食糧安全保障を守るためにも、主要な作物や優れた品種の開発、維持保存は税金を投じてでも国(政府・行政機関)がするべきなんじゃあ、お願いするべきなんじゃあないだろうか」という立場からの勉強会の企画となっています。もしもバイテクの研究者になっていたら、「遺伝資源を民間に明け渡してもらおう。よりよい品種はもちろん作るが、その権利は法律でがっちり守ってもらおう。これはビジネスチャンスである。どうやったら、売れる品種が作れるかな」という内容の勉強会を企画していたのかも、、。
2018年02月25日号掲載!
※前回の記事はこちら
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ひょんなきっかけから、ぐいぐい自然農法や自然農の魅力に引き込まれ、高校3年生の頃には庭にテントを張って自給自足を試みようとしていた頃、当時(2001年頃)は『無登録農薬問題』等で「食の安心・安全」という言葉が世間で使われ始めた時期でした。『肥料取締法』の改定に向けて大きな動きがあったり、『有機JAS法』が施行されたりして、農業高校教員に対しての説明会が学校で行われていました。飛び込みで先生達に混ざって参加し、質疑の時間では先生そっちのけで中心となって質問をしていた記憶があります。
「有機農業が公にも認められ始めた。実践をしている人もいる!僕ももっと直接的に、環境保全に資する農業に取り組みたい!自然界の理の中に身を置いて生きていきたい」
やっとバイオテクノロジーの本格的な研究をする段階になったころには、僕の気持ちは完全に里山と自然農的な農業に向かっていました。外にも出たいはずです。
窓の外、圃場で研究をしている他コース専攻の友人の様子も見えます。自然農の本を読ませてくれた友人は『自家製ぼかし堆肥の研究』等をやっていました。超楽しそう。同じ微生物を扱うことではあれば、、あっちの方が面白そうだ。うぅん、外に出たい。
そんなエネルギーが強まりつつあった頃合い。
手元を見れば、試験管と寒天培地と植物片。入学当時よりは格段に詳しくなったバイオテクノロジー。付随して知ったバイオテクノロジー界の現状が、ありました。
遺伝子組み換え等をしても、現状使われているのは除草剤耐性など、企業の利益に関わる部分ばかりでした。なおかつ付随する環境破壊や、倫理上の問題、未知の危険性への危惧等、今でもそうですが、当時はバイオテクノロジーに対する反発的問題が山積していました。私自身、「それなら取り組みたくないな」と、思う所があったので、「研究者を目指すにしてもバイテクはよしておこう。有機農業や環境保全に関わっていける研究はないものだろうか」「研究者への道がないのであれば修行に行くのはどうか?一般的な社会生活からは外れることになりそうだが、実践者はいるのだ。訪ねていくのもありなのでは」等と、思案するようになりました。
つづく
―――― 以上本文 ―――――
――以下は、著者の独り言です――
伸るか、反るか。今考えても結構な転換期だと思います。
現在は有機農家として、主要農作物種子法の廃止と、種苗法にその一部を位置づけるという事務次官通達についての勉強会を企画していますが、「国民の食糧主権・食糧安全保障を守るためにも、主要な作物や優れた品種の開発、維持保存は税金を投じてでも国(政府・行政機関)がするべきなんじゃあ、お願いするべきなんじゃあないだろうか」という立場からの勉強会の企画となっています。もしもバイテクの研究者になっていたら、「遺伝資源を民間に明け渡してもらおう。よりよい品種はもちろん作るが、その権利は法律でがっちり守ってもらおう。これはビジネスチャンスである。どうやったら、売れる品種が作れるかな」という内容の勉強会を企画していたのかも、、。
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プロフィール
HN:
ねこひげ@めがね
年齢:
39
HP:
性別:
男性
誕生日:
1985/03/30
職業:
農家。
趣味:
にゃんこ、みぜっと、さんぽと旅。
自己紹介:
~ここ最近のあらすじ~
10年経っても諦められなかった夢、
自分の中でもぞもぞした夢。
叶えてその後、10年が経ちました。
『農家』になってはや10年、。
人もうらやむ夜更かし昼寝。自由が利くのはいいけれど(笑
手伝ってくれる仲間も出来た。、あとは稼ぐだけ!!のトコまで来た(笑
まぁそこまで。 まだ稼げてはないんだなぁ、、。
稼ぐ以外のやりたいことは、やり切ったからいいんだけどね✨
お客さんにもボカスカ買っていただけてる。「インディーズ ファーマー」って肩書は取れたw
あともうちょっと、。人が羨むぐらい稼いだら、世の中も勝手に変わるんじゃないかと思ってる、、。
まぁ、焦るな焦るな。忙しい中でものんびりと。納得のいくように、やりますv
_________________________________________
愛車、ミゼット2。小学生の時に気になり、「いつかは乗りたい」ともやもや過ごし、運転免許を取得した帰り、中古屋さんで偶然の出会い、そして即購入。以来17年、一緒にいてくれています。
今はお庭でお休み中。でもまたいつか、走りたいね。
_________________________________________
愛猫みるくは、大学の2年目、生後6日の所を拾い、そこから一緒に暮らしてきました。この4月、17歳で逝去しました。
早かったなぁ、長かったなぁ。
いつもありがとう、今もありがとう。
そんなこんなの僕なのでした。
2022 04月 更新。
10年経っても諦められなかった夢、
自分の中でもぞもぞした夢。
叶えてその後、10年が経ちました。
『農家』になってはや10年、。
人もうらやむ夜更かし昼寝。自由が利くのはいいけれど(笑
手伝ってくれる仲間も出来た。、あとは稼ぐだけ!!のトコまで来た(笑
まぁそこまで。 まだ稼げてはないんだなぁ、、。
稼ぐ以外のやりたいことは、やり切ったからいいんだけどね✨
お客さんにもボカスカ買っていただけてる。「インディーズ ファーマー」って肩書は取れたw
あともうちょっと、。人が羨むぐらい稼いだら、世の中も勝手に変わるんじゃないかと思ってる、、。
まぁ、焦るな焦るな。忙しい中でものんびりと。納得のいくように、やりますv
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愛車、ミゼット2。小学生の時に気になり、「いつかは乗りたい」ともやもや過ごし、運転免許を取得した帰り、中古屋さんで偶然の出会い、そして即購入。以来17年、一緒にいてくれています。
今はお庭でお休み中。でもまたいつか、走りたいね。
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愛猫みるくは、大学の2年目、生後6日の所を拾い、そこから一緒に暮らしてきました。この4月、17歳で逝去しました。
早かったなぁ、長かったなぁ。
いつもありがとう、今もありがとう。
そんなこんなの僕なのでした。
2022 04月 更新。
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